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Google Vids 新機能 ~ Gemini Omni と AI アバターで動画作りが変わる ~

thumbnail_google_1920 Google

要旨

Google は 2026 年 7 月 16 日、動画作成ツール「Google Vids」に 2 つの新機能を追加すると発表しました。1 つは、文章と画像を組み合わせて動画を生成・編集できる「Gemini Omni」、もう 1 つは、自分の顔と声を元にした AI アバターが代わりに話してくれる「パーソナルアバター」です。カメラの前に立たなくても、自分が話しているような動画を作れるようになります。

Google Vids とはどのようなツールか

Google Vids は、Google Workspace に含まれる動画作成サービスです。もともとは、会社の資料をスライドではなく動画にまとめたり、社内向けの説明動画を手軽に作ったりするためのツールとして提供されてきました。パソコンの操作にあまり慣れていない方でも、テンプレートを選んで文章を入れるだけで、ある程度見栄えのする動画を作れる点が特徴です。 Google はすでに 2026 年 2 月に、動画を生成する AI モデル「Veo 3.1」を Vids の全ユーザー向けに公開しており、文章から動画を作るという発想自体は今回が初めてではありません。今回のアップデートは、その延長線上で機能をさらに使いやすく広げたものといえます。

「Gemini Omni」で文章と画像から動画を作る

今回 Vids に導入された「Gemini Omni」は、Google の文章・画像・音声など複数の種類の情報をまとめて扱える AI モデルです。使い方はシンプルで、作りたい動画の内容を普段使うような言葉で入力するだけです。さらに、参考にしたい写真やラフなスケッチのような画像を一緒に渡すことで、より意図に近い映像に仕上げることができます。Gemini Omni がこれらの情報をまとめて解析し、指示に沿った動画を組み立ててくれます。 これまでは動画編集ソフトの操作を覚えたり、細かい設定を一つずつ調整したりする必要がありましたが、この機能を使えば、頭の中にあるイメージを言葉にするだけで、動画の土台を作ってもらえるようになります。

会話するように動画を編集できる新機能

動画は一度作って終わりではなく、見返してみると細かい調整をしたくなることが多いものです。今回のアップデートでは、この編集作業も文章で指示するだけで行えるようになりました。 Gemini Omni で生成した動画はもちろん、スマートフォンで撮影した動画に対しても、背景を変えたり、照明を明るく調整したり、効果を加えたりといった編集を、話しかけるような言葉で指示できます。しかも、一つずつ段階を追って編集を重ねられるため、思ったような仕上がりにならなくても、最初からすべてを作り直す必要はありません。少しずつ「ここをこう直したい」と伝えながら、理想の動画に近づけていくことができます。

自分そっくりの「パーソナルアバター」で動画に出演

もう 1 つの新機能が「パーソナルアバター」です。自分の顔写真と声の録音をアップロードするだけで、自分に似た見た目と声を持つ AI アバターを作成できます。あとは伝えたい内容を文章で入力すれば、アバターがカメラの前に立たなくても、まるで自分が話しているかのような動画を作ってくれます。 社内向けのお知らせや研修用の動画、簡単な近況報告など、わざわざ身だしなみを整えたり撮影の準備をしたりしなくても、気軽に動画メッセージを送れる点が便利です。こうした AI アバターを使ったサービスは、HeyGen や Synthesia といった海外の専門ツールでもすでに提供されていますが、Google が普段の仕事道具である Vids に組み込んだことで、より身近な存在になりそうです。

安全のための仕組みと利用条件

自分そっくりの映像を作れる機能だけに、Google は悪用を防ぐための工夫も加えています。パーソナルアバターは利用している Google アカウントに紐づけられ、本人の顔以外には使えない仕組みになっています。また、生成された動画には目に見えない透かし「SynthID」が埋め込まれており、後からその映像が AI で作られたものかどうかを確認できるようになっています。 なお、パーソナルアバターを利用できるのは、対象地域に住む 18 歳以上のユーザーに限られています。Gemini Omni とパーソナルアバターは、Google AI Pro・Ultra の契約者と、Google Workspace の法人向けプランを利用している方が対象です。

おわりに

今回の Google Vids のアップデートは、動画編集の専門知識がなくても、文章を入力するだけで動画を作ったり直したりできるようにするものです。カメラの前で話すのが苦手な方や、撮影の時間をなかなか取れない方でも、パーソナルアバターを使えば、自分の代わりに要件を伝える動画を手軽に用意できます。 パソコン教室の生徒さんのように、動画編集にまだあまり慣れていない方にとっても、難しいボタン操作を覚えるよりも、話すように文章を入力するだけで動画が作れるこの仕組みは、とても取り組みやすいものだと思います。今後、こうした AI による動画作成の機能は、仕事の場面だけでなく、日常のちょっとした動画メッセージにも広がっていきそうです。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: TechCrunch

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