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Gemini 3.6 Flash ~3.5 Flash-Lite・3.5 Flash Cyber も同時発表~

thumbnail_gemini_1920 Google

要旨

Google は 2026年 7月21日、新しい AI モデルとして「Gemini 3.6 Flash」「Gemini 3.5 Flash-Lite」「Gemini 3.5 Flash Cyber」の 3 つを発表しました。これらは AI が自動で作業を進める「エージェント」機能を、より速く、より安く、より正確に動かすために作られたモデルです。今回はそれぞれの特徴と、私たちの生活にどう関わってくるのかを分かりやすく解説します。

Gemini 3.6 Flash とは ― 効率と品質を両立させた新しい主力モデル

3.6 Flash は 3.5 Flash の後継にあたるモデルで、プログラミングやオフィス業務、画像や文書を扱う作業などで性能が向上しています。Artificial Analysis という調査機関の指標によると、3.5 Flash と比べて出力トークン数(AI が答えを作るときに使う処理量のようなもの)が 17% 少なくなっており、同じ作業をより少ない負荷で終えられるようになりました。 料金も引き下げられ、入力 100万トークンあたり 1.5 ドル、出力 100万トークンあたり 7.5 ドルに設定されています。これは従来の 3.5 Flash の出力価格(100万トークンあたり 9 ドル)よりも安く、AI を使った自動処理を導入しやすくなったといえます。 性能面でも、プログラム修正の精度を測る「DeepSWE」では 49% (3.5 Flash は 37%)、パソコンの画面を操作する能力を測る「OSWorld-Verified」では 83.0% (同 78.4%)と、いずれも数値が向上しています。

Gemini 3.5 Flash-Lite ― 低価格で大量の処理に強いモデル

3.5 Flash-Lite は、3.5 シリーズの中でもっとも動作が速く、費用を抑えられるモデルです。1 秒間に 350 語相当のデータを出力できるとされており、大量の文書を短時間で処理したい場合や、検索のように即座に返答が必要な場面に向いています。 料金は入力 100万トークンあたり 0.3 ドル、出力 100万トークンあたり 2.5 ドルと、非常に安く設定されています。前の世代である 3.1 Flash-Lite と比べても、コーディング関連の評価(Terminal-Bench 2.1)で 54% (旧モデルは 31%)と大きく性能が伸びており、価格の安さだけでなく実力も兼ね備えたモデルに仕上がっています。

Gemini 3.5 Flash Cyber ― セキュリティ対策に特化したモデル

3 つ目に発表された 3.5 Flash Cyber は、コンピューターの安全性に関する弱点(脆弱性)を見つけて修正することに特化したモデルです。Google のセキュリティ支援ツール「CodeMender」と組み合わせて使われ、複数の AI が協力しながらソフトウェアの弱点を検証し、報告書としてまとめる仕組みになっています。 ただしこのモデルは一般公開されるものではなく、当面は政府機関や信頼できる連携先に限定して提供される予定です。悪用を防ぎながら、サイバー攻撃を未然に防ぐ体制づくりに役立てる狙いがあります。

安全性への配慮

3.6 Flash には、化学・生物・放射性物質・核(CBRN)やサイバー攻撃といった悪用のリスクに対応するための安全対策が強化されています。これにより、不正な指示で AI をだまして危険な情報を引き出そうとする行為への耐性が高まりました。 一方で、通常の利用で AI が過剰に返答を拒否してしまうことがないよう、必要な場面ではきちんと答えられるように調整されているとのことです。

おわりに

今回発表された 3 つのモデルは、いずれも AI を日常や仕事の中でもっと気軽に使えるようにすることを目指したものです。中でも 3.6 Flash と 3.5 Flash-Lite は、料金が引き下げられたうえに性能も向上しているため、AI Studio や Gemini アプリなどを通じて、これまで以上に多くの方が使いやすくなると考えられます。 文書の整理や翻訳、写真の説明作成といった身近な作業でも、その恩恵を感じられる場面が増えていきそうです。パソコン教室でも、今後こうした新しいモデルを使った便利な使い方を少しずつご紹介していきたいと思います。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: Google

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