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Microsoft 365で、数学に関する執筆やプレゼンが簡単になります

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要旨

Microsoft 365は、数学に関する執筆やプレゼンテーションをより簡単かつ包括的にするための機能強化を進めています。特に、視覚障碍者や弱視者を含むすべてのユーザーがアプリやツールを利用できるよう、国際的な非営利団体DAISYコンソーシアムと緊密に協力しています。

主な改善点

  1. MathMLを使用した数式挿入の強化: 多くのアプリやウェブサイトでサポートされている標準規格であるMathMLのサポートが強化されました。MathJaxを使用するウェブページなどから、数式を右クリックして「クリップボードにコピー」から「MathMLコード」を選択し、Word、Excel、PowerPointに貼り付けることで、美しくレンダリングされた数式を挿入できます。Wordでは「表示」レイアウトで数式を単独行に表示したり、Excelではテキストボックスなどに貼り付ける必要があるといったヒントも提供されています。

  2. Microsoft 365 Copilotとの連携: Copilotは数学に関する質問に答え、その回答に含まれる数式をMathML形式で提供します。ユーザーはCopilotの回答から数式を含むテキスト範囲を簡単にコピーし、ドキュメントやプレゼンテーションに貼り付けることができます。

  3. オートコレクト機能による数式入力の高速化: 数式入力がさらに簡単になり、「\subset」と入力してスペースバーを押すと「⊂」記号が挿入されるなど、100以上の数学記号用のコードが追加されました。

  4. PowerPointとExcelでのLaTeXサポート: 長年WordとOutlookでサポートされてきたLaTeX構文での数式入力が、Windows版とMac版のPowerPointおよびExcelにも拡大されました。これにより、LaTeXに慣れているユーザーはMicrosoft 365での数式入力をより迅速に行えるようになります。

  5. 数学のアクセシビリティ向上: 挿入された数式は編集が容易なだけでなく、スクリーンリーダーを使用するユーザーにもアクセスしやすくなりました。WindowsのナレーターやMacのVoiceOverでは「数式音声」で数式の構造が明確に読み上げられます。WordはスクリーンリーダーにMathMLを提供し、JAWSやNVDA(MathCATアドオン使用時)で数式を段階的に読み上げることが可能です。PDFとして保存またはエクスポートする際、数式音声がPDF/UAタグに含まれ、WordではMathMLも含まれるため、PDF内の数式もアクセス可能になります。TeamsのPowerPoint Liveでのプレゼンテーションでも数学の音声機能が利用できます。

スクリーン リーダー用の MathML は、Windows 版 Word で一般に利用できます。

PDF の MathML は、Word for Mac、Word for Android、Word for iOS、Word for Web で一般に利用可能であり、バージョン 2506 (ビルド 18925.20000) 以降を実行しているユーザーは Word for Windows でも利用できます。

これらの機能は、WindowsおよびMac版のWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteのベータチャネルユーザー向けに順次提供されており、一部の機能は既に一般提供されています。Microsoft 365は、数学を通じたより簡単で包括的なコミュニケーションとコラボレーションの実現を目指しています。

出典: Microsoft 365 insider blog

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