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OpenAI が GPT-5.2 を発表、専門業務での生産性向上を実現

thumbnail_chatgpt_1920 OpenAI

要旨

OpenAI は 2025 年 12 月 11 日、新しい AI モデル GPT-5.2 を発表しました。このモデルは専門的な知識業務や長時間稼働するエージェント向けに設計されており、スプレッドシートやプレゼンテーションの作成、コード生成、画像認識など幅広い作業で高い性能を発揮します。特に GDPval ベンチマークでは業界専門家を上回る結果を示し、実務での活用が期待されています。

GPT-5.2 の主な特徴と性能

GPT-5.2 は 3 つのバリエーションで提供されます。日常業務向けの高速な GPT-5.2 Instant、より深い業務に対応する GPT-5.2 Thinking、そして最も高度な GPT-5.2 Pro です。

知識業務タスクを評価する GDPval ベンチマークにおいて、GPT-5.2 Thinking は 70.9% のスコアを記録し、GPT-5 の 38.8% から大幅に向上しました。これは 44 の職種にわたる明確に定義された知識業務タスクで、業界トップクラスの専門家と同等以上の結果を示したことを意味します。

ソフトウェアエンジニアリングを評価する SWE-Bench Pro では 55.6% を達成し、新たな最高スコアを記録しています。また、専門家レベルの数学能力を測定する FrontierMath では 40.3% の問題を解き、こちらも最高値を更新しました。

コーディングと文書作成での進化

GPT-5.2 はコーディング分野でも大きく進化しています。SWE-bench Verified では 80% を記録し、実際のソフトウェア開発現場でのデバッグ、機能追加の実装、大規模コードベースのリファクタリングなどをより安定してこなせるようになりました。

初期テスターからは、フロントエンド開発や複雑な UI 作業、特に 3D 要素を伴う場面で大幅に強化されているとの評価が寄せられています。単一のプロンプトから高品質な視覚的アプリケーションを生成できる能力が向上しました。

長文コンテキストの理解においても新たな水準を達成し、OpenAI MRCRv2 でトップレベルの性能を示しています。特に 256k トークンまで扱える 4-needle MRCR バリアントで、ほぼ 100% の精度を達成した初めてのモデルとなりました。

事実性と信頼性の向上

GPT-5.2 Thinking は GPT-5.1 Thinking と比べて、誤りを含む回答が相対的に 38% 少なくなっています。これは調査や文書作成、分析、意思決定支援といった作業でのミスが減り、日常的な知識業務でより信頼してモデルを使えるようになることを意味します。

Vision 機能も大幅に改善され、チャート推論やソフトウェアインターフェース理解におけるエラー率を約半分に削減しています。ダッシュボード、製品スクリーンショット、技術図面、ビジュアルレポートなどをより正確に解釈できるようになりました。

提供状況と価格設定

ChatGPT では本日より GPT-5.2 (Instant、Thinking、Pro) が有料プラン (Plus、Pro、Go、Business、Enterprise) から順次提供開始されます。スムーズかつ安定した利用のため、段階的に展開される予定です。

API プラットフォームでは、本日より GPT-5.2 Thinking が Responses API および Chat Completions API で gpt-5.2 として利用できます。GPT-5.2 Instant は gpt-5.2-chat-latest、GPT-5.2 Pro は gpt-5.2-pro として提供されます。

価格は入力トークン 100 万あたり $1.75、出力トークン 100 万あたり $14 で、キャッシュされた入力には 90% の割引が適用されます。複数のエージェント型評価において、1 トークンあたりのコストは高いものの、トークン効率が高いため、同じ品質レベルに到達するための総コストはむしろ低く抑えられることが分かっています。

おわりに

GPT-5.2 は専門業務における生産性向上と信頼性の面で大きな進歩を遂げたモデルです。コーディング、文書作成、データ分析など、幅広い領域での実用性が高まっており、今後のビジネス活用がさらに期待されます。OpenAI は継続的な改善を進めており、安全性と信頼性の全体的な水準向上にも注力しています。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: OpenAI

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