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OpenAI が 2026 年後半に初のハードウェア? ~ Jony Ive 氏と開発中の音声 AI デバイス~

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要旨

OpenAI の最高政策責任者 Chris Lehane 氏が世界経済フォーラム Davos で、同社初となるハードウェア製品を 2026 年後半に発表する見通しを明らかにしました。元 Apple デザイン責任者の Jony Ive 氏と共同開発中のこのデバイスは、スマートフォンよりも「穏やか」で「驚くほどシンプル」な設計になると言われています。

OpenAI がハードウェア市場へ本格参入

OpenAI が 2026 年 1 月 19 日、スイス Davos で開催中の世界経済フォーラムにおいて、同社初のハードウェア製品の発表時期を明らかにしました。同社の最高政策責任者 Chris Lehane 氏は Axios とのインタビューで、2026 年後半に何らかの発表を行う計画であることを認めました。

OpenAI は 2025 年 5 月に、元 Apple デザイン責任者として知られる Jony Ive 氏の設計会社 io を買収しています。この買収は 65 億ドルという巨額で行われ、AI とハードウェアの融合を目指す OpenAI の本気度を示すものでした。買収当時、Ive 氏のチームは 2026 年に製品を発表する旨を示唆するプロモーション動画を公開していました。

スクリーンレスで音声中心の新しい体験

開発中のデバイスについて、具体的な形状は明かされていませんが、複数の報道によると画面を持たない小型デバイスになるとされています。ピンやイヤホン、あるいは全く新しい形状になる可能性があります。

Sam Altman 氏は以前の発言で、このデバイスがスマートフォンよりも「穏やか」で「驚くほどシンプル」になると述べています。また、Jony Ive 氏は過去のインタビューで「ほぼ素朴に見えるほどのシンプルさが好き」と語っており、その設計思想がこの製品にも反映されると考えられます。

OpenAI は音声 AI の強化にも力を入れており、2026 年初頭には自然な会話が可能な新しい音声モデルをリリースする予定です。このモデルは割り込みにも対応し、ユーザーが話している最中でも AI が発言できる機能を持つと報じられています。

Samsung との提携で製造体制を整備

韓国メディアの報道では、Samsung Electronics が OpenAI の新デバイス向けにプロセッサを供給する可能性が高いとされています。2 ナノメートルプロセスで製造される Samsung の Exynos プロセッサが採用される見込みで、スマートフォンレベルの処理能力を持つ独立動作可能なデバイスになると予想されています。

初年度の出荷台数は 4,000 万から 5,000 万台と予測されており、OpenAI がこの製品を本格的な事業として位置づけていることが分かります。製造は当初 Luxshare が担当する予定でしたが、中国での生産を避けるため Foxconn に変更され、ベトナムでの製造が検討されています。

AI デバイス市場の競争が激化

OpenAI のハードウェア参入は、音声中心の AI デバイス市場における競争の激化を意味します。すでに複数の企業が画面を持たない AI デバイスの開発を進めており、2026 年は音声 AI デバイス元年となる可能性があります。

Meta は Ray-Ban スマートグラスに 5 つのマイクを搭載し、騒がしい環境でも会話を聞き取りやすくする機能を追加しました。Google は検索結果を会話形式の音声で要約する Audio Overviews の実験を開始しています。また、元 Pebble 創業者の Eric Migicovsky 氏を含む複数のスタートアップが AI リングの開発を進めており、2026 年のリリースを目指しています。

おわりに

OpenAI による初のハードウェア製品は、私たちの日常生活における AI との関わり方を大きく変える可能性を秘めています。スマートフォンの画面に縛られることなく、より自然な形で AI アシスタントと対話できるようになれば、移動中や家事の最中など、これまで両手がふさがって操作できなかった場面でも AI の支援を受けられるようになります。音声中心のインターフェースは、高齢者や視覚に障害のある方々にとっても、より使いやすい技術となるでしょう。2026 年後半の発表が楽しみです。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: Axios

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