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Excel の Agent Mode がデスクトップ版で正式リリース

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要旨

Microsoft は 2026 年 1 月 27 日、Excel の Agent Mode がデスクトップ版で正式に利用可能になったことを発表しました。これまで Web 版のみで提供されていた機能が、Windows 版に拡大され、Mac 版も数日以内に展開されます。Agent Mode は Microsoft 365 Copilot の一部として提供され、これまで以上に Excel が作業の良きパートナーとなる機能です。この記事では、Agent Mode の進化した機能と活用方法について解説します。

Agent Mode とは何か

Agent Mode は、Microsoft 365 Copilot に搭載された新しい機能で、従来の AI アシスタントとは異なり、ユーザーの目標を理解し、次のステップを計画し、Excel 上で直接作業を実行してくれます。例えば「月々の支払額を計算するローン計算機を作って」と伝えるだけで、必要な数式や表を自動的に作成し、結果を検証してくれます。

これまでの AI ツールは質問に答えるだけでしたが、Agent Mode は実際にファイルを編集し、作業を進めてくれる点が大きな特徴です。データの整理、数式の修正、グラフや ピボットテーブル の作成など、複雑な作業も自動化できます。

プレビュー期間中に追加された新機能

2024 年に公開プレビューが開始されて以来、Agent Mode には多くの改良が加えられてきました。今回の正式リリースにあたり、以下の機能が追加されています。

利用範囲の拡大

これまで Web 版のみで提供されていた Agent Mode が、Windows 版と Mac 版でも利用可能になりました。普段使っているデスクトップアプリでそのまま使えるため、作業環境を変える必要がありません。Excel の Copilot 機能に統合されており、今後も継続的に改善される予定です。

Web 検索機能の統合

Agent Mode に Web 検索機能が組み込まれました。最新の情報を自動的に取得し、情報源も明示してくれます。例えば「最新の為替レートを取得して」と指示すれば、リアルタイムのデータを Excel に取り込むことができます。この機能は、常に最新のデータが必要な業務に特に便利です。

AI モデルの選択機能

新しいモデル切り替え機能により、OpenAI と Anthropic の Claude モデルを選んで使用できるようになりました。作業内容によって AI モデルの得意分野が異なるため、ユーザーが最適なモデルを選択できます。

デフォルトの自動モードでは、Copilot が作業内容に応じて最適なモデルを選択してくれます。また、手動で特定のモデルを選ぶこともできます。現在、OpenAI の GPT 5.2 と Anthropic の Claude Opus 4.5 が利用可能です。

Agent Mode の使い方

Agent Mode の利用方法は非常にシンプルです。

まず、Windows または Mac で Excel を開きます。次に、Copilot を起動し、ツールメニューから Agent Mode を選択します。そして、達成したい目標を具体的に伝えます。

例えば「ローン金額、年利、返済期間を入力すると月々の支払額を計算するローン計算機を作成してください。月ごとの支払額、元金、利息、残高を表示する返済スケジュールも生成し、見やすい表形式で表示してください」のように、結果のイメージを伝えるとより正確に作業してくれます。

利用できる環境と対象ユーザー

Agent Mode は、商用の Microsoft 365 Copilot ライセンス、および Microsoft 365 Personal、Family、Premium のサブスクリプションで利用できます。ただし、Personal と Family のサブスクリプションでは AI クレジット制が適用されます。

現在、EU と UK のユーザーは利用できません。また、利用可能な地域や条件については、Microsoft の公式サポートページで最新情報を確認することをお勧めします。

おわりに

Excel の Agent Mode がデスクトップ版で正式にリリースされたことで、多くのユーザーが普段の作業環境で AI の力を活用できるようになりました。Web 検索機能や複数の AI モデルから選べる機能など、実用的な改善が加えられています。

従来は複雑な数式を覚えたり、グラフの作成手順を学んだりする必要がありましたが、Agent Mode を使えば、やりたいことを伝えるだけで Excel が作業を進めてくれます。データ分析や資料作成にかかる時間が大幅に短縮され、より創造的な業務に時間を使えるようになるでしょう。ビジネスシーンはもちろん、家計管理やプロジェクト管理など、日常生活でも Excel をより便利に活用できるようになります。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: Microsoft Excel blog

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