要旨
WordPress.com を運営する Automattic が、2026 年 2 月 17 日、ウェブサイト作成プラットフォーム WordPress.com に AI アシスタント機能を追加すると発表しました。この機能は、専門知識がなくてもサイトのデザインや文章を自然な言葉で編集・調整できるもので、画像の生成や編集にも対応しています。有料プランを問わずオプトイン(自分で有効化)で利用でき、ウェブサイト運営のハードルをさらに下げることが期待されます。
AI アシスタントでできること
WordPress.com の AI アシスタントは、サイトの管理画面の中に直接組み込まれています。専門的な操作や細かい設定をしなくても、普通の言葉で指示を入力するだけでサイトを変更できるのが最大の特徴です。
たとえば「このセクションをもっとモダンで広々とした雰囲気にして」「サイトの色をもっと明るくして」「プロフェッショナルな雰囲気のフォントを提案して」といった大まかな指示でも、AI が意図を汲み取って反映してくれます。変更の結果はリアルタイムで画面に表示されるため、イメージと異なれば何度でも試せます。
レイアウト・デザイン・文章の編集に対応
レイアウトの変更も言葉で指示できます。「お問い合わせページを追加して」「このセクションの下に実績紹介を追加して」などと入力するだけで対応してくれます。ただし、この機能はブロックテーマと呼ばれる新しい形式のテーマにのみ対応しており、旧来のクラシックテーマを使っている場合はエディター上にアシスタントが表示されません。
文章の編集にも活用できます。「自己紹介文をもっと自信があるように書き直して」「このセクションを別の言語に翻訳して」といった指示が可能です。また、見出しの提案や文法チェック、ファクトチェックなどの編集補助機能も備えています。この編集機能は WordPress 6.9 で追加されたブロックノートエディターと連携しており、@ai と入力することで AI に質問したり作業を依頼したりできます。AI はその回答に関連リンクや出典情報も添えて返してくれます。
画像の生成・編集は Google Gemini が担当
画像に関する機能では、Google の AI モデルである Google Gemini の Nano Banana モデルを活用しています。メディアライブラリに新たに追加された「画像を生成」ボタンから利用でき、新しい画像を一から作成したり、既存の画像を編集したりすることができます。縦横比の指定や画像のスタイル指定なども可能です。
なお、記事内で言及されている「Nano Banana」というモデル名は一般的に知られたものではなく、TechCrunch の記事内での表記をそのまま記載しています。Google Gemini の正式なモデル系列のひとつである可能性はありますが、現時点では詳細が確認できていない点に注意が必要です。
有効化の方法と対象ユーザー
AI アシスタントはデフォルトではオフになっており、利用するには自分で有効化する必要があります。手順はログイン後にサイト一覧を開き、サイト名をクリックして「設定」へ進みます。その中の「AI ツール」セクションで「AI アシスタントを有効にする」というトグルをオンにするだけです。
一方、AI ウェブサイトビルダーを使ってサイトを作成した場合は、最初から AI アシスタントが有効になっています。特定のプラン限定という記述は発表内容からは確認されておらず、プラン条件については今後の公式情報を確認することをお勧めします。
おわりに
今回の WordPress.com の AI アシスタント追加は、ウェブサイトを持つすべての人にとって大きな福音になりそうです。これまでサイトのデザイン変更やレイアウト調整には、ある程度の知識や経験が必要でした。しかしこれからは、スマートフォンでメッセージを送るような感覚で、誰でも気軽にウェブサイトを育てていけるようになります。個人ブロガーから小規模店舗のオーナーまで、幅広い方にとってサイト運営がぐっと身近になる一歩といえるでしょう。
※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
出典: TechCrunch


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