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日本発の AI スマート眼鏡 SABERA ~鯖江の技術が生んだ次世代ウェアラブル~

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要旨

2026年2月、福井県鯖江市を拠点とする jig.jp が「SABERA(サベラ)」というスマート眼鏡ブランドの立ち上げを発表しました。眼鏡の名産地として知られる鯖江の老舗メーカー「ボストンクラブ」、AR グラス用の光学技術を手がける「Cellid(セリッド)」と組み、国産 AI グラスの開発に着手。2026年4月17日にその製品「SABERA スマート眼鏡」が正式発表され、4月20日よりクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で先行販売が開始されました。定価は税込9万2,400円です。グラス型のスマートデバイスといえば北米や中国勢が先行する中、純国産ブランドとして注目を集めています。

3 社の連携から生まれた純国産ブランド「SABERA」

jig.jp は福井県鯖江市に本店を置くモバイルアプリ開発会社です。ライブ配信プラットフォーム「ふわっち」の運営や VTuber 事業など、主にソフトウェアの開発・運営に実績を持ちます。「利用者に最も近いソフトウェアを提供し、より豊かな社会を実現する」という企業理念のもと、今回のスマート眼鏡プロジェクトに乗り出しました。

ブランド名「SABERA」は、眼鏡の産地として世界的にも有名な「Sabae(鯖江)」と、時代を意味する「Era」を組み合わせた造語です。日常使いできる AR グラスを日本から発信したいという想いが込められています。

Cellid は AR グラス用のレンズ(ウェイブガイド)開発に特化した日本企業で、プラスチック素材を用いた薄型・軽量なレンズ技術を持ちます。ボストンクラブは鯖江を代表する眼鏡フレームメーカーで、デザイン性の高さで知られています。ソフトウェア・レンズ・フレームという3つの強みを持つ国内企業が揃ったことで、SABERA ブランドの立ち上げが実現しました。

キーワードは「日常使い」 ~普通の眼鏡として使えるデザイン~

「SABERA スマート眼鏡」の外観は、一見すると普通の眼鏡とほとんど変わりません。フレームのつる部分がやや膨らんでいますが、全体的なシルエットは一般的な眼鏡に近く、装着しても重さや違和感をほとんど感じさせない設計です。重量は約 40g を見込んでいます。

スピーカーやカメラは搭載されておらず、物理ボタンもなし。つる部分をタップする操作が基本となっています。表示は片目のみで、緑色の文字や記号をレンズに映し出す仕様です。これは意図的な選択で、両目表示にするとデジタル情報に視線が引き寄せられやすくなるため、安全面を考慮して片目に絞っています。

商品名をあえて「スマートグラス」や「AI グラス」ではなく「スマート眼鏡」としたのも、誰にでもコンセプトが伝わりやすいようにとの配慮からです。

主要スペックと搭載機能

基本スペックは以下の通りです。

項目 仕様
光学系 ウェイブガイド(プラスチック)
表示カラー 単色(緑色)
表示 片目
視野角 30 度
重さ 約 40g(見込み)
解像度 640×480
搭載 AI Gemini+自社開発 AI(切替可能)
視度調整 別途、矯正レンズを追加

搭載機能は日常生活での利便性を重視した以下のものが予定されています。

  • スマートフォンと連携した通知機能(メール・SNS・カレンダー等)
  • リアルタイム翻訳機能
  • テレプロンプト機能(原稿表示)
  • AI アシスタント機能(Gemini による情報支援)
  • ナビゲーション機能(地図)
  • 議事録機能(音声をテキスト化して表示・要約)

映像コンテンツやゲームのような没入系の機能はなく、あくまで「日常生活の補助」に特化しています。内蔵マイクで音声入力は可能ですが、それ以外の入力手段はなく、スマートフォンのようにずっと操作し続けるデバイスではありません。

レンズにプラスチック製のウェイブガイドを採用しているのも注目点です。従来のガラス素材に比べて薄く仕上げられるうえ、破損時の安全性が高く、外側から見たときの光の反射も目立ちにくいという利点があります。

クラウドファンディングでユーザーの声を集め、アップデートへ

「SABERA スマート眼鏡」は 2026年4月20日から Makuake にて先行販売が始まりました。販売期間は6月29日までで、超早割価格では6万4,990円(本体のみ)で入手できます。クリップオン式サングラスとのセットは7万990円(超早割)となっています。

jig.jp はこのクラウドファンディングを、単なる資金調達の場ではなく「ユーザーの意見を集める機会」と位置づけています。スマートグラス市場はまだ黎明期であり、どのような機能が求められるのかを把握しながら、ソフトウェアアップデートを通じて使い勝手を向上させていく方針です。

将来的には、両目表示や複数カラーでの文字表示、カメラ機能の追加なども検討しているとのことです。また、ボストンクラブのデザイン力を活かしたさまざまなバリエーションの展開も視野に入れており、より多くのユーザーに手に取ってもらえる形を目指しています。

最終的なゴールとして jig.jp が掲げているのは「スマートフォンの次のデバイス」としての位置づけです。情報を取得するデバイスが携帯電話から眼鏡へと移り変わり、誰もが当たり前に持つ存在になることを目指しています。

おわりに

「SABERA スマート眼鏡」は、難しい操作なく日常の中にそっと溶け込むことを目指して設計されています。翻訳や通知確認、AI アシスタントなど、スマートフォンで行っていた作業の一部を眼鏡で補えるようになれば、手が空いた状態でより多くのことに集中できます。

生徒さんにとっても、授業中のメモや外国語のリアルタイム翻訳など、勉強や日常のさまざまな場面で役立つ可能性を感じさせる製品です。まずはクラウドファンディングで先行体験者の声が集まることで、さらに使いやすい製品へと進化していくことが期待されます。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: MoguLive

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