要旨
Hermes Desktop は、AI アシスタント「Hermes Agent」をパソコンで手軽に使えるようにするデスクトップアプリです。コマンドラインの操作なしにインストールや設定ができ、チャット・スケジュール・複数のメッセージサービス連携など多彩な機能を画面から操作できます。開発者の fathah 氏が GitHub 上で無償公開しており、Windows・Mac・Linux に対応しています。AI ツールをもっと身近に使いたい方にとって、注目の選択肢のひとつです。
Hermes Desktop とは
Hermes Desktop は、「Hermes Agent」という AI アシスタントをパソコンで動かすためのデスクトップアプリです。GitHub 上でオープンソース( MIT ライセンス)として公開されており、誰でも無料で利用できます。
Hermes Agent そのものは、NousResearch が開発した自己改善型の AI エージェントです。ツールを使いこなし、複数のメッセージサービスに接続でき、使うほどに学習していく設計になっています。Hermes Desktop はこの AI エージェントを、コマンドラインを使わずに画面から操作できるようにするためのアプリです。
2026年 6月 3日時点で GitHub のスター数は約 7,700 を超えており、世界中の開発者から注目を集めています。
主な機能
Hermes Desktop が提供する主な機能をご紹介します。
**インストールの自動化** アプリを起動すると、Hermes Agent がまだ入っていない場合は自動で検出・インストールを案内してくれます。必要なソフト( Git や Python 3.11 以上など)の確認も含めて、画面の指示に従うだけで準備が整います。
**チャット画面** リアルタイムで AI と会話できるチャット機能を備えています。 Markdown 形式でのレンダリングや、コードの色分け表示にも対応しており、使ったトークン数とコストも画面下部に表示されます。
**スラッシュコマンド** チャット画面では `/new`(新しい会話)や `/web`( Web 検索)、`/image`(画像生成)など 22種類のコマンドが使えます。テキストを入力するだけで様々な操作をすばやく呼び出せます。
**セッション管理・メモリ機能** 過去の会話履歴(セッション)を保存・再開できるほか、ユーザー情報を記憶させる「メモリ」機能も搭載しています。
対応する AI サービスとツール
Hermes Desktop は、複数の AI プロバイダーに対応しています。 OpenRouter、 Anthropic、 OpenAI、 Google( Gemini )、 xAI( Grok )、 Qwen など 11種類以上のサービスを切り替えて利用できます。
また、自分のパソコンにインストールした AI( Ollama、 LM Studio など)をローカルで動かすことも可能で、その場合は API キーは不要です。リモートサーバーに立てた Hermes Agent に接続することもできます。
外部ツールとの連携も豊富で、 Web 検索( Exa、 Tavily など)や画像生成( FAL.ai )、ブラウザ操作( Browserbase )といった機能を組み合わせて使えます。
メッセージサービスとの連携
Hermes Desktop の特徴的な機能のひとつが、多彩なメッセージサービスへの対応です。 Telegram、 Discord、 Slack、 WhatsApp、 Signal、 Line 系のサービス、メール( IMAP/SMTP )、 SMS など 16種類のゲートウェイを設定できます。
これにより、普段使っているチャットアプリから直接 AI エージェントに話しかけることも可能になります。日常のコミュニケーションツールの中に AI を組み込みたい方には便利な仕組みです。
おわりに
Hermes Desktop は、専門的な知識がなくても AI エージェントを使いやすくしてくれるアプリです。むずかしいコマンドの入力は不要で、画面を見ながら順番に設定していくだけで AI との会話が始められます。
無料・オープンソースで Windows にも対応しているため、パソコンに慣れてきた方がひとつ上の AI 活用にチャレンジする入口として試してみる価値があります。最初は「チャット機能だけ使う」という軽い気持ちで始めてみてはいかがでしょう。
※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


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