要旨
Google Photos に、動画を AI で自由に編集できる新機能「Video Remix」が準備されていることが、アプリのコード解析によって明らかになりました。コードネームは「Soba」とされており、既存の「Remix」ボタンが「Photo Remix」に改名されることや、動画再生ボタンに Google の Gemini アイコンを重ねた新しいアイコンが発見されています。この機能は、テキストや音声で指示を出すだけで動画をさまざまなスタイルに変換できるとみられ、Google の最新動画 AI モデル「Gemini Omni」を活用する可能性が高いとされています。
「Soba」というコードネームで発見
今回の情報は、Android アプリの内部コードを詳しく調べることで知られる専門家「AssembleDebug」によって明らかにされました。Google Photos の Android アプリの中に、「Soba」と名づけられた新しいボタンが埋め込まれているのが見つかったのです。
このボタンのアイコンは、動画の再生ボタンのようなデザインに、Google の AI サービス Gemini でおなじみのキラキラしたマーク(Sparkle アイコン)が重なった形になっています。まだ実際に動作するコードは含まれていませんが、今後追加される新機能の予告として注目されています。
「Photo Remix」に続く「Video Remix」
Google Photos にはすでに、写真を AI で加工できる「Remix」という機能があります。今回の発見では、「Soba」が有効になると、この「Remix」ボタンが「Photo Remix」に名前が変わることが内部コードから確認されています。これは、新たに「Video Remix」という動画版の機能が加わることを示していると考えられます。
つまり、これまでの「Remix」は写真専用の機能として「Photo Remix」に整理され、動画を扱う新機能「Video Remix(Soba)」と並ぶ形になるようです。写真と動画、それぞれに AI 編集機能が用意されることになります。
Gemini Omni が動画変換を担う可能性
「Video Remix」では、Google が開発した最新の AI 動画モデル「Gemini Omni」が使われる可能性が高いとされています。Gemini Omni は、テキストや音声でやりとりしながら動画を編集できる「会話型編集」機能を持つモデルです。
たとえば、「この動画をクレイアニメ風にして」と文字や声で伝えるだけで、映像のスタイルをまるごと変えることができます。また、動画の一部だけを狙って変換し、それ以外の部分はそのまま残すといった細かい調整も可能とされています。スマートフォンの中に保存してある日常の動画を、手軽にアート風や映画風に仕上げられるようになるかもしれません。
最初は機能が絞られる可能性も
ただし、最初から Gemini Omni のすべての機能が使えるとは限りません。Google はこれまでも、新機能を出す際に最初は使える効果の種類を少なく絞り、徐々に増やしていく方針をとってきました。
実際、写真の編集機能「Photo Remix」も 2025 年 7 月の公開当初は 4 種類のプリセット(あらかじめ用意されたスタイル)しか使えませんでしたが、その後 5 か月で 13 種類に増えています。「Video Remix」も同じように、はじめは数種類のスタイルから選ぶ形での登場になる可能性が高そうです。完全な会話型編集は、もう少し先になるかもしれません。
おわりに
Google Photos の「Video Remix」が実現すると、スマートフォンで撮った普通の動画を、文字や声で指示するだけで全く違う雰囲気の映像に変えることができるようになります。難しい操作は一切不要で、AI がすべて処理してくれるので、パソコンの操作が苦手な方でも気軽に使えそうです。旅行や家族の行事で撮った動画を、ちょっと特別な映像に仕上げる楽しみが広がりそうですね。
まだ開発中の段階ですが、正式な公開が楽しみな機能のひとつです。続報があればまたお伝えします。
※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
出典: Yahoo Tech


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