要旨
今回は、Google から発表された新しいスマートホームアシスタント「Gemini for Home」についてご紹介します。これまでの Google アシスタントが大きく進化して、より自然な会話ができるようになりました。早期アクセスプログラムも始まっていますので、詳しく見ていきましょう。
Gemini for Homeって何?
Gemini for Home は、Google が開発した新しいAIアシスタントです。これまで Nest スピーカーやディスプレイで使っていた Google アシスタントに代わって、より賢く、より自然な会話ができるようになります。
簡単に言えば、「もっと人間らしく会話できるスマートスピーカー」になったということです。今までのように決まった言い方をしなくても、普通に話しかけるだけで理解してくれるんです。
どこで使えるの?対応デバイスは?
無料で使える対応デバイス
以下の古い世代のデバイスでは、Google アシスタントの代わりに Gemini for Home が無料で使えます。
- Google Home(第1世代)
- Google Home Mini(第1世代)
- Google Home Max
- Google Nest Hub(第1世代)
- Google Nest Wifiポイント
Google Home Premium が必要なデバイス
より高度な機能「Gemini Live」を使うには、Google Home Premium(月額10ドル〜)のサブスクリプションが必要です。対応デバイスは以下の通りです。
- Google Nest Mini(第2世代)
- Google Nest Audio
- Google Nest Hub(第2世代)
- Google Nest Hub Max
どんなことができるの?
1. 音楽の検索がもっと簡単に
タイトルやアーティスト名を知らなくても、曲を探せるようになりました。
- 「〇〇って歌詞が入ってる曲を流して」
- 「△△の映画で□□のシーンで流れてた曲をかけて」
- 「今年の夏に人気だったカントリーソングは何?2曲目を再生して」
こんな風に、あいまいな情報でも曲を見つけてくれます。
2. スマートホーム操作がもっと賢く
複雑なお願いや、「〇〇以外」といった条件付きの指示もできるようになりました。
- 「オフィス以外の照明を全部消して」
- 「料理するから、コンロの近くのライトをつけて」
今までだと一つひとつ指定しなければいけなかったことが、一言でできるようになります。
3. カメラの映像を AI が説明(Google Home Premium Advanced 契約者のみ)
カメラに写った出来事をAIが理解して、詳しく教えてくれます。
- 「荷物は届いた?」
- 「今日家で何かあった?」
- 「ガレージのドアが開いてる?」
4. カレンダーやリマインダーの設定が楽に
Geminiは、あなたが何をしたいのかを理解して、必要なら質問もしてくれます。
- 「来週の月曜日、午後2時に歯医者の予約をカレンダーに入れて」
- 「母の日の1ヶ月前にリマインダーをセットして」
- 「『ご飯』って名前の20分タイマーと、『チキン』って名前の25分タイマーをセットして」
5. Gemini Liveでもっと自然な会話
「OK Google、チャットしよう」と言えば、Gemini Live モードに入ります。このモードでは、毎回「OK Google」と言わなくても会話を続けられます。途中で話を遮ることもできるし、質問を追加することもできます。「OK、終わり」と言えばセッションが終了します。
スマートフォンの Gemini アプリと同じように、複雑な質問の説明を聞いたり、アイデアを一緒に考えたりできます。
注意すべきポイント
Google も認めている制限事項がいくつかあります。
1. 回答が毎回同じとは限らない
Gemini は「決まったセリフを読み上げる」のではなく、その場で考えて答えます。そのため、同じ質問をしても少し違う答えが返ってくることがあります。これは「良くも悪くも」という感じで、より柔軟な対応ができる反面、時々予想外の答えが返ってくることもあります。
2. すべての機能がまだ完璧ではない
メディア再生、スマートホーム操作、カレンダー、リマインダーなどの多くの機能は自然な言葉で使えますが、Google は「まだすべての機能をアップグレード中」と説明しています。
また、「カレンダーに予定を入れて、キッチンの照明をつけて、リラックスできる音楽をかけて」のように、複数の異なる種類の操作を1つのコマンドでできるようにも取り組んでいます。現在、一部のスマートホームデバイス(照明、カメラ、サーモスタット)では複雑なコマンドが使えますが、今後さらに増えていく予定です。
3. 会話の記憶には限界がある
Gemini は短期的には会話の流れを覚えていますが、「永遠には覚えていない」と Google は説明しています。しばらく時間が経ってから話しかけると、前の会話の内容は忘れています。
また、会話の途中で話題を変えると、前の話題の内容が影響して、おかしな答えが返ってくることもあります。
4. 情報が間違っていることもある
特に最新のリアルタイム情報については、答えが古かったり、間違っていたりすることがあります。Google は現在この問題に取り組んでいますが、大事な情報については自分でも確認することをおすすめします。
5. 背景の音を拾ってしまうことがある
Gemini Live は、テレビの音や部屋の中の他の人の会話など、背景の雑音を拾ってしまうことがあります。Google は、あなたの声と Gemini の応答、そして背景の雑音をより正確に区別できるように調整を進めています。
使い始めるには?
早期アクセスプログラムへの登録方法
- Google Home アプリ(バージョン4.1以降)を開きます
- プロフィール写真またはイニシャルをタップします(古いデザインの場合は設定タブをクリック)
- 「早期アクセス」(画面の下の方にあります)をクリックします
- Gemini for Home 音声アシスタントに登録します
重要な注意点: 一度 Gemini for Home 音声アシスタントを使い始めると、Google アシスタントには戻せません。
いつから使える?
- 2025年10月28日:米国で英語設定のデバイスを対象に早期アクセスが開始されました
- 2026年初頭:米国英語以外の言語にも拡大予定
現在は米国のみですが、日本語での展開も期待されます。
おわりに
Gemini for Home は、スマートホームをより「賢く」「自然に」してくれる新しいアシスタントです。従来の Google アシスタントと比べて、より柔軟で人間らしい会話ができるようになっています。ただし、まだ開発中の部分も多く、完璧ではありません。早期アクセスプログラムは、ユーザーの皆さんと一緒により良いものを作っていこうという Google の姿勢の表れです。
気になる方は、「OK Google、フィードバックを送って」と話しかけることで、Google に意見を伝えることができます。
出典: 9TO5Google


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