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ChatGPT と Apple Music の連携で音楽検索が変わる

thumbnail_chatgpt_1920 OpenAI

要旨

2025 年 12 月、OpenAI が ChatGPT に Apple Music の連携機能を追加しました。この新機能により、ユーザーは会話形式で音楽を探したり、プレイリストを作成したりできるようになります。従来の Apple Music の検索機能では見つけにくかった曲も、ChatGPT を通じて自然な言葉で探せるようになりました。この記事では、ChatGPT と Apple Music を連携する方法や、実際にどのような使い方ができるのかを詳しく解説します。

ChatGPT に Apple Music を追加する方法

ChatGPT で Apple Music を利用するには、まず連携設定を行う必要があります。設定は Web 版、iOS アプリ、Mac アプリのいずれからでも可能です。

ChatGPT を開いたら、プロフィールから設定メニューに進み、Apps の項目を探します。そこに Apple Music が表示されているので、これを選択します。接続する際には Apple ID でのサインインが求められますので、認証を完了させてください。

接続が完了すると、ChatGPT の会話画面で「+」ボタンから Apple Music を選択できるようになります。また、プロンプトの冒頭に「@Apple Music」や「/Apple Music」と入力することでも利用できます。さらに、会話の内容によっては ChatGPT が自動的に Apple Music を呼び出すこともあります。

重要な点として、Apple Music のサブスクリプション契約がなくても基本的な検索機能は利用できます。ただし、曲やプレイリストをライブラリに追加する場合は、有効なサブスクリプションが必要です。

従来の検索との違い

Apple Music の標準検索機能は、アーティスト名や曲名、ジャンルといった具体的なキーワードに対しては優れた性能を発揮します。しかし、曖昧な記憶や感覚的な表現では、求める結果にたどり着きにくいという弱点がありました。

ChatGPT との連携により、この問題が大きく改善されます。例えば「秋のディナーパーティーで流したい 45 分のプレイリストを作って」といった抽象的なリクエストや、「子供を笑わせる音楽を探して」といった感情ベースの検索にも対応できるようになります。

従来の検索では「80 年代のロック」のように時代とジャンルを組み合わせた検索は可能でしたが、雰囲気やシチュエーションに基づく検索は困難でした。ChatGPT は自然言語処理により、ユーザーの意図を理解し、適切な楽曲を提案できます。

また、検索結果を会話の中で調整することも可能です。最初の提案が気に入らなければ、「もう少しアップテンポな曲で」「ボーカルなしのバージョンで」といった追加の指示を出すことで、結果を改善できます。

プレイリスト作成の新しい体験

ChatGPT と Apple Music の連携で特に便利なのが、プレイリスト作成機能です。漠然としたアイデアから、数秒で完成度の高いプレイリストを生成できます。

例えば「『ストレンジャー・シングス』で使われた 80 年代の曲をすべて集めたプレイリスト」や「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』のオープニング曲」といった、映画やドラマに関連した曲の検索も簡単です。曲名が思い出せなくても、作品名や場面を伝えるだけで適切な曲を見つけてくれます。

作成されたプレイリストは、ChatGPT 内でプレビュー再生ができます。そして気に入ったプレイリストは、そのまま Apple Music のライブラリに保存可能です。保存後の編集や曲順の変更は、Apple Music アプリで行います。

ChatGPT は適切なメタデータを付与し、Apple Music の正式なエントリーと照合してくれるため、プレイリストの品質も高く保たれます。ただし、プレイリスト内の個別曲の追加や削除といった細かい編集は、Apple Music アプリの方が適しています。

プライバシーとデータアクセスの制限

Apple Music と ChatGPT の連携において、プライバシー保護は重要な考慮事項です。Spotify の ChatGPT 連携と比較すると、Apple Music の方がより制限的なアプローチを取っています。

ChatGPT は、ユーザーの Apple Music ライブラリ、プレイリスト、再生履歴、Replay 統計にアクセスできません。これは意図的な設計で、個人情報保護を優先した結果です。そのため、ChatGPT はユーザーが明示的に共有した情報のみに基づいて音楽を推薦します。

「あなたの 2015 年のお気に入り曲」といった過去の視聴履歴に基づく推薦は、ユーザー自身がスクリーンショットなどで情報を共有しない限り機能しません。Spotify の連携では視聴履歴を活用したパーソナライズされた推薦が可能ですが、Apple Music では現時点でこの機能は提供されていません。

ChatGPT ができるのは、Apple Music の公開カタログの検索、楽曲やプレイリストの提案、そしてライブラリへの追加です。読み取りアクセスは制限されており、書き込みは許可されているという非対称な権限設定になっています。

おわりに

ChatGPT と Apple Music の連携は、音楽の探し方を根本的に変える可能性を秘めています。特に「あの曲なんだっけ」と思い出せない時や、シチュエーションに合った音楽を探したい時に、会話形式で簡単に見つけられる利便性は大きな魅力です。

従来のキーワード検索では辿り着けなかった楽曲にアクセスできるようになり、音楽の再発見も促進されます。プレイリスト作成の手間も大幅に削減され、誰でも短時間で質の高いプレイリストを作れるようになります。

プライバシー面では制限があるものの、その分安心して利用できる設計になっています。今後のアップデートでさらに機能が拡充される可能性もあり、音楽体験の新しい形として注目されます。

※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

出典: AppleInsider

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