要旨
AI アシスタントやエージェントが急速に普及するなか、「最新情報に追いつけない」という弱点が課題として浮上しています。 Felo AI は 2026年3月13日、自社のコア機能を「スキル」としてまとめ、注目のオープンソース AI エージェントツール「 OpenClaw 」およびそのスキル配布プラットフォーム「 ClawHub 」に正式対応しました。今回リリースされたのは、リアルタイム AI 検索の「 felo-search 」、 X(旧 Twitter )上の情報を取得できる「 felo-x-search 」、そして一文からプレゼン資料を自動生成する「 felo-slides 」の 3 種類です。
AI エージェントが抱える「情報の鮮度」問題
ChatGPT や Claude のような AI は、学習データが一定の時点で止まっているため、つい昨日起きたニュースや、今週話題になっている SNS の投稿などを自力で調べることができません。いわば「過去のデータで動く辞書」のような状態です。
この問題はとくに AI エージェント──自律的に複数のタスクをこなすツール──において顕著です。 OpenClaw は GitHub 上で 60 日足らずで 180,000 以上の「スター(お気に入り登録)」を獲得するほど急成長したエージェントツールですが、「信頼できるリアルタイム情報の取得」だけは苦手としていました。ファイルの編集やコマンドの実行は得意でも、最新ニュースや SNS のトレンドを調べるとなると、内蔵の検索機能では精度にばらつきがありました。
Felo AI はこのギャップを埋めるべく、独自の検索・資料作成機能を OpenClaw 向けスキルとして公開しました。
3 つのスキルでできること
今回リリースされた 3 つのスキルは、「情報を集める」と「資料を作る」という実務でよく求められる 2 つの場面をカバーしています。
felo-search はリアルタイムの AI 検索スキルです。ウェブをそのまま流し見するのではなく、 Felo AI の会話型検索エンジンを経由するため、整理された回答と参照元情報がセットで戻ってきます。日本語・英語・中国語など多言語に対応しており、翻訳不要でそのまま使えます。業界の最新動向調査や競合製品のリサーチ、技術的な問題への最新の解決策探しといった場面で力を発揮します。
felo-x-search は X(旧 Twitter )上のデータを取得するスキルです。ユーザーのプロフィール情報や投稿、キーワード検索、投稿への返信スレッドの取得など 5 種類の操作に対応しています。ブランドの評判チェックや、注目されている人物の最新の発言確認、トレンドトピックの把握などに活用できます。
felo-slides はテキスト一文からプレゼン資料( PPT )を自動生成するスキルです。「 Q1 AI エージェント市場分析レポート(市場規模、主要プレイヤー、トレンド予測を含む)」のように概要を入力するだけで、 AI がスライドを組み立てます。完成するとダウンロード用リンクが返ってくる仕組みで、途中の作業は不要です。
インストールは 3 ステップで完了
Felo Skills の導入手順は比較的シンプルです。まず felo.ai で API Key を取得し、パソコンの環境変数に登録します。その後、以下のコマンドを実行するだけでスキルをインストールできます。
npx clawhub@latest install felo-search
npx clawhub@latest install felo-slides
npx clawhub@latest install felo-x-search
なお Felo Skills は Anthropic が策定した「 Agent Skills オープン標準」に準拠して設計されています。この標準に対応したプラットフォームであれば、 OpenClaw に限らず Claude Code や GitHub Copilot などでも同じスキルが動作します。スキルの中身は SKILL.md というファイル 1 つにまとまっており、特定のサービスに縛られない設計になっています。
おわりに
Felo Skills の登場によって、 AI エージェントが「今この瞬間の情報」を扱えるようになる第一歩が踏み出されました。これまで数時間かかっていた作業が大幅に短縮される可能性があり、ビジネスでレポートや資料をよく扱う方にとっては特に恩恵が大きそうです。検索機能のコア部分は無料で利用できるため、まずは試してみるハードルも低くなっています。
※ ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
出典: Felo AI

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